柏高島屋開店30周年特別企画 おしゃれ工房講師作品展 ~花・はな・華~ 2003/09/03

柏高島屋開店30周年特別企画 おしゃれ工房講師作品展 ~花・はな・華~
ぼたんに想う 制作:木俣勝善
【会期】:9月3日~8日
【会場】:柏高島屋T館地下2階催会場
     連日午後6時まで(最終日午後4時閉場)
【主催】:NHK出版
飯田深雪監修、木俣勝善制作『ぼたんに想う』は会場内、「特別展示コーナー」に手芸界の大御所11名の先生の作品とともに展示されています。

飯田深雪先生宅のベランダの花壇で毎年見事な花を咲かせる白と淡紅色のぼたん。それに遅れて紫色のてっせんも咲きそろいます。
花が咲くと先生が、声をかけてくださったことが、この作品を制作するきっかけにとなりました。
「アートフラワーとは生きた花の標本ではなく美しいと感じた心を表現する絵画ですよ」と常々深雪先生よりご指導をいただいています。

今回の作品は、あまり写実にはせずアートフラワーらしいやわらかさを出すように心がけて作りました。 また、絵画的な表現という事も大きな課題でした。
白ぼたんの花弁には少し濃いめのグレーに着色した絹のオーガンジーをまぜて単調になりがちな白い花の陰影を強調しました。
少ない花で遠近感もだしたかったので淡紅色のぼたんの葉は、やや青味のグリーンにし、さらにうす絹、オーガンジーなどの透き通る布を使い遠景になる淡いグレイッシュな花を一輪添えました。てっせんの花もはっきりとした六弁なのでこれも絹オーガンジーを重ねてやわらかさと風に揺らぐ花の残像を表現しました。

故飯田倫子先生は絵画的な着色や遠近感の表現を研究しておられました。
そばで勉強させていただいていましたので、今度の作品ではこのふたつの課題に挑戦してみたのですが・・・無数の花を咲かせるレースフラワーの小さな花弁ひとつひとつに深雪先生、倫子先生への感謝を込めてアレンジしました。

ぼたんに想う 制作:木俣勝善